こんばんは。somaです。

本来であれば、同心円ならぬ同心正方周帯状の美しい形をしているのがマンダラ図。

さて、一体何がマドゥライの都市形状を変えてしまったのでしょう。これです。

「山車(だし、お神輿)」です。

インドにおいける山車の巡行を伴う祭礼の歴史は紀元前にまで遡ることができるほど古いようです。

マンダラ都市での祭礼は、一年を一つのサイクルとして、「神々の神話を都市の中で再現する」という意味を担っています。

マドゥライで基になるのは、シヴァ(破壊と再生を司る神)とミーナクシー(ドラヴィダの女神・守護神)の神話です。

最も重要な祭礼は、ミーナクシ―の戴冠式とミーナクシーとシヴァ(スンダレーシュワラ)の結婚を祝うチッタレイ祭です。

実際、都市の中心の寺院はミーナクシ―寺院とスンダレーシュワラ寺院が隣り合っており、毎晩シヴァ神をミーナクシ―の部屋へ運ぶというセレモニーが行われています。

 

このチッタレイ際のときに最も大規模な山車の巡行が行われます。

巡行路は4つの同心方格状街路であり、祭礼によって異なります。

  

巡行は右回りに行われます。街路の形状をよく見ると、角の部分が丸く街路がふくらんでいることがわかります。そして、左回りではなく右回りの方向に曲率がきつくなっています。これは、人々が角を曲がる時に勢いを落としながら曲がっているからですね。

これは大規模な山車の巡行を可能にするためだと考えられています。はじめは、厳格な幾何学で構成されていた都市が、時間とともに形を変えて行きました。

 

次回はスリランガムというマンダラ都市をご紹介致します。

 

 

 

カテゴリー: 建築情報

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