それでは、王宮街区に引き続いて周辺街区をみていきましょう。

それぞれの街区は、西から①プラニ・バスティ、②トプクハナデッシュ、③モデクハナ、④ヴィシェシュアルジ、⑤ガートダルワージャ、⑥ラムチャンドラコロニー、⑦トプクハナハズリと呼ばれています。

①プラニ・バスティと②トプクハナデッシュ(以下写真)から順に特徴を説明していきます。

後の街区と比較すると一目瞭然ですが、この2つの街区が圧倒的にグリッドの美しさを保っております。これは一番初めに計画された街区であり、監理が行き届いていたためになのでしょう。よく見ると、整然とした8X8のグリッドに分割されています。

続いて、③モデクハナ、④ヴィシェシュアルジ、⑤ガートダルワージャです。

まず気になるのが、③モデクハナと④ヴィシェシュアルジの間に大街路が通っていることです。他のルールに従えば、この2つで一つの街区となってもいいはずです。実は、この真ん中の道路は、マハラージャのために19世紀になって建設されたもののようです。

そして、これらの街区は6X6分割にしようとした意図が見て取れます。

⑤ガートダルワージャになると、少しずつグリッドが崩れ始めました。

 

⑥ラムチャンドラコロニー、⑦トプクハナハズリになると、あからさまにグリッドが崩れ始めます。⑥ラムチャンドラコロニー、そして、建物規模も一段と小さくなっています。

さて、どうしてグリッドがこのように崩れていったかおわかりになるでしょうか。これは非常に興味深い原因です。

次回は、それぞれの特徴を整理して、グリッドが崩れていった理由を考えてみたいと思います。

カテゴリー: 建築情報

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です